2010/06/04

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2010/05/17

「光の道」 孫正義×佐々木俊尚 対談について

う既に数日が経過してしまいましたが、ネット上で話題になった「光の道」孫正義×佐々木俊尚の対談をご覧になった方も多いでしょう。
ネット上ではとことん語り尽くされたと思うので、ここでは極々簡単に感想を述べたいと思います。

まず全体の会話からのお二人の印象として、
孫さん = 実業家、理想家
佐々木さん = ジャーナリスト、現実主義、質問力、素晴らしい引き出し役
ということが感じられました。

しかし、孫さん、佐々木さん共にプレゼンテーション能力が本当に素晴らしい!
特に孫さんのプレゼン力は見た人に総じて「凄い!」と言わせる程なのですが、結論やヴィジョンを先に出し、一つのスライドを見ただけでわかるようにしているところ。
孫さんのプレゼン力については以下のリンクが詳しい。

僕は孫正義氏のヴィジョンには全面的に賛成します。描いている理想、掲げられている志も高くて素晴らしい。
佐々木氏は全面反論という記事を書いていますが、これは孫さんの「光の道」は辞めるべきだ、と言っているのでは決してなくて、プラットフォーム構築を押し進めるべきという点の優先順位の問題でしたが、最後には孫さんに「光の道も、プラットフォーム構築も両方大事。」と言わせてしまったり、決して聞き上手とは言えない孫さんが『日本のため』と捲くし立て反論しずらい中、機を見て「ソフトバンクの利益」が隠れてないか追求し、場面によっては他の道を提案する、冷静で賢明な佐々木俊尚さんには脱帽。
上杉隆さん同様、これが本物のジャーナリストの仕事なのだと思い知らされました。

会話やプレゼンの中で、未来の教育や医療などの現場の描写が垣間見られ、僕もビジネスアイデアが続々と沸いてきました。

以下、対談の中からの赤ペンチェックです。

政治家の本当にしなくてはいけない仕事は葬式やお寺参りではなく、法律をつくることだ。

1、クラウド上に大量にデータを置いておけるサーバー
2、そこからリアルタイムに端末にデータを送るインフラ

共通化をするということがプラットフォームの鍵

ADSLはダウンロードには強いがアップロードにはとにかく弱い。
これから20、30年後のクラウドをベースにした世の中ではそろそろインフラのパラダイムシフト。

医師会が反対しようが、議員が反対しようが、全員なぎ倒していかないかん!

「情報アクセス権」を国民の基本的人権に入れるべき!

日本は下のレベルに視点を合わせすぎる。

インターネットの世界は国境を超えた!日本のためだけと小さなことをいわず、アメリカ、中国、韓国みんなで国際的なプラットフォームを競い合わなければ。

泣きたくて叫びたいほど日本人になりたくて、日本人になった人が何人いるんだ!?自分の愛するこの国に貢献するために、何のためらいがあるんだ!

softbankcorpは天下りを100年拒否している

龍馬は敵である幕府には外国から調達してきた武器を渡さなかった。softbankも革命途中に敵に武器を渡すわけにはいかない。

新しい文明の利器。

2010/05/14

アイデアを早く形にするための仕組みづくりの大切さ

誰かがtwitterでホリエモンにツイートした昔の記事がホリエモン自身がRTして回ってきたので読んでみたが、組織を形成していく上で大切なことが書かれていたので個人メモ的に赤ペンチェック。

ビジネス交流サイト「インタビュー・株式会社オン・ザ・エッヂ 代表取締役兼最高経営責任者 堀江 貴文」 @NBC-Online

何をやればいいのかというのはだいたいわかっていたのですが、ただ、それをやるための体制を作ろう、というのがまず初めに私の中にあったんですね。
とにかく「作る」というニーズがすごくでてくるので、それを作るためにはどういう企業であればいいのかというのを考えて、プログラマーがいて、デザイナーがいて、営業がいて、ディレクションできる人間がいて、サーバーを管理できる人間がいれば、一通りのことはできるということで、最小構成で始めて、それに肉付けをしていくという形で進めてきました。既にそういう体制ができていまして、そこへ仕事をぶち込んでいく。 
そういうビジネス作りというのを、仕掛けとしてやってきている状況ですね。ひとつひとつ考えて、考えればあとはもう作るだけなので、作る機能は全て備わっていますから、アイデアを早く立ち上げることができます。   
(上記リンクより抜粋)


2002年に書かれた古い記事ですけど、これからアイデアを持って起業したいって人には当たり前の事が再確認できる文章ではないかと思うわけです。特にIT業界の回転の速度は他業界を群を抜く速さ。いかに早くアイデアを形にして公開していくかが重要です。
もちろん資金が無い時期は自分で出来るだけのことはやらなくてはならない状況がのしかかりますが、自分の時間は有限なので、いつかは誰かに仕事を任せる時期がくると思います。
そこで仕事をしていく上で、自分の考え・アイデアを上手くかつ早く他の人に伝えることで、組織はうまく回っていくのではないでしょうか。
上記のホリエモンの言葉は一つのヒントで全ての組織に当てはまる事ではないでしょうが、初めから自分の事業を形作っていくための最小構成はどんなものかを思い描いておくことは非常に重要だというのを痛感しました。

しかし、その組織のメンバーを何も従業員として雇う必要は今の時代は無いと思います。
これだけ身の周りでフリーランス・個人事業主・週末起業家が増えている時代ですから、各々が持つ特徴をうまく取り入れていけば、会社という形ではなくとも組織作りというものは可能になります。
そんな中で参考になるのが以下の記事。

ネットサービスで起業するならディレクション能力は社内に : ロケスタ社長日記

株式会社ロケットスタートという会社は、上記の僕の考えを実践しているという組織です。
最近は湯川鶴章さんが編集長を務めるブログメディアTech Waveなどもそのような最小構成の組織ですね。

以下の本も参考になります。
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

これから最小構成でも大きな仕事をしていく組織はどんどん増えていくのではないかと感じた次第でした。

2010/05/13

良い環境に飛び込むということ。

昨夜は以前よりお会いしたいと思ってやまなかった方とお会いすることができました。
その人物とは、経営コンサルタントで、株式会社アンテレクトの代表取締役社長、藤井孝一さん。
週末起業 (ちくま新書)という本がベストセラーとして有名ですね。

10年程前からサラリーマンに対して起業家精神をつけることを訴え続け、これまで数千人という桁違いの起業家たちと出会ってきた人物です。
その人柄も魅力的で、真面目な話の中でもユーモアは忘れない。尚かつその経験から、挑戦しようという人を後押しすることを楽しみ、そしてそれを見届けたいという思いを持っている。そんな印象が残りました。


藤井さんにお会いし、
「人生は自分が触れたものになる。」
という本田健さんの言葉を思い出しました。
やはり藤井さんのような一流のコンサルタントの方、そしてその周りにいらっしゃる方々の環境に絶えず身を置くことで、自分が成長していけるスピードは遥かに違うのだな、と再度実感しました。


僕もこれからビジネスをやっていく上で、たくさんのアドバイスを頂きました。
有り余るぐらいのアイデアだけはあるため、こちらからの話が右往左往してまとまらなかったり、数えきれないぐらいの質問をしてしまったことは現時点ではご勘弁頂けるでしょうか。笑

隣でお話させて頂いた方は、既に魅力的なビジネスアイデアをお持ちの方で、その事も大変刺激になりました。
僕もそんな環境の中で、切磋琢磨して一つの山の頂上に辿りつけたらいいなと感じた次第です。

2010/05/09

勝間和代とひろゆきの主張の違い

BS JAPANの勝間和代さんの番組にひろゆき氏がゲストで来た回の対談がネット上で話題を呼んで早数日が経ち、ブログのネタにするには周回遅れ感満載ですが、2人の主張の違いに関して簡単に。
まだ見てない方はこちらの文章書き起こしでサクッと読んでほしい。

デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる - さかなの目

youtubeにアップされている前の部分の書き起こし
Togetter - まとめ「勝間和代ブログ「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」を高木浩光氏が検証したまとめ」

ホリエモンも言及している。
堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba


勝間さんはひろゆきとの価値観やポリシーの違いをしきりに訴えますが、その違いって結局のところ2人の「幸せ」に対する認識の違いなのではないでしょうか。

2人の主張(以下上記ブログのコメント欄から抜粋)

勝間和代
・日本人がOECD諸国の平均と比べても不幸だと思っている人が多い。
・若者が現状の生活に満足していない。
・幸せを感じるには「昨日より今日、今日より明日が良くなること」などのファクターがある。
・それが、この10年、20年を見た場合に若者達の状況が良くなっているとは思えない。(日本が停滞している)
・若者に対して起業をもう少し促進すれば、よくなるかもしれない。

ひろゆき
・日本人は十分幸せである。
・なぜなら多くのOECD諸国に比べても十分なレベルの水と安全が担保されているからだ。
・べつに今日より明日が良くなる必要はない。
・起業の促進なんかしなくても、したいやつがすればいい。特にするなという規制はない。
・起業しないのは、規制のせいではなく、大企業が優秀だから。


2人の主張を比べてみると、面白いほど反対の意見になっています。
番組や文字起こしを読んだ人のほとんどは、ブログやtwitter上でひろゆきの方が正論を言っているとコメントしています。僕もそこには全面同意。勝間さんは議論する上での準備や本質的な部分の考えが足りていなかった。
しかし、もっと大きな違いがあることに気づきます。それは「現状で幸せなんだからそれでいい、上を目指したい人だけ目指せば良い」という考えのひろゆきと比べて、勝間和代は「日本の現状をなんとか変えたい、高みを目指したい」という心の持ち方の違いなんだと感じました。
つまり「別にいいや」派のひろゆきと「許せない!」の勝間和代。この違いは大きいよな〜と思いました。

本田直之さんや本田健さんの本が大好きな僕としては、若いうちはボロボロになりながらもどんどん挑戦して前に進み、知らない世界を見ていくべきだと思うわけです。たくさん勉強をして知識を得ると世の中の見え方も違うし、外に出てみると世界の大きさを知る。自分の知らない事を知るということはとても楽しいことなのです。

僕はカツマーでもないし、むしろひろゆきの方が好きなんですけど、現状これだけ発言力をお持ちの勝間和代さんにはもっと本質的な部分を勉強して頂いて、声を大にして若者のチャレンジ精神発起を促す活動をして頂きたいなぁと思います。
2人とも応援してますよ。

2010/05/03

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(下)

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)はこちら

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(中)はこちら


本田直之さんの講演のまとめもこれで最後。
(下)というか番外編に近いような。

(上)と(中)は一言でまとめると「パーソナルインフラを作り、その上にスキルを乗せていこう。」という考え方であるが、いくら頑張っても何かうまくいかない、と訴える人が後をたたない。
そんな声を聞きつつ本田さんが自ら考えて導いた結論は、多くの人は仕事術などをプライベートに持ち込んでいることだという。簡単に言うと公私混同ということだろう。
ストレスがたまり追われている感がある状態を「カリカリライフ」と呼ぶとのことだが、プライベートと仕事は違うということをわからなくてはいけない。仕事はロジカルに効率化をしていくべきだが、プライベートは逆でゆるくて良い。

まとめると、
仕事では「負荷をかけ」「効率的に」「ロジカルに」「正しいか正しくないかハッキリ」「白黒ハッキリ」するべきだが、
プライベートでは「「ストレスフリーに」「非効率的に」「非ロジックに」「楽しいか楽しくないか」「グレー」で良いと。

仕事とプライベートの方針は全く真逆。
プライベートはゆるくていい。

そんな本田さんの考え方が今度本になるそうです。



最後に、講演の終盤の質疑応答コーナーで「本田さんの最近のオススメ本は何か?」という問いの答えに出てきた3冊の本をご紹介。










三冊とも大変オススメということです。

2010/05/01

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(中)

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)はこちら

・『カラダマネジメント術』


「自分のカラダをコントロールできなければ、自分の人生もコントロールできない。」 by.ビル・フィリップス


本田さんは10年程前までは人間ドックや健康診断もろくに行かない生活を続けていたというが、昨年ハワイで肺塞栓症にかかり1週間の入院を経て「カラダはインフラだよな。」と改めて思い知らされたと語る。現代のビジネスパーソンに必要な3つの要素は「IT、英語、お金」と言われているが、その前提にカラダの健康があり、そのために身につけるべきことは「カラダマネジメント術」という。自分のカラダが健康状態にない限り、自分の満足は満たすことはできない。
歳をとる毎に増えていく「カラダ負債」を減らすためにやるべきことは以下の3つ。


①持久力を高める。
筋肉にはアウターマッスルとインナーマッスルがあるが、アウターばかりを意識して鍛えても見栄えは良いが使えない筋肉になってしまう。使える筋肉をつけるにはインナーを鍛える意識をするべきだろう。ここで重要なのは使えるカラダを意識して作っていこうということ。カラダを鍛えて持久力をつければ、多少の事でも乗り切ることができるし余裕を持って様々なことに取り組める。
本田さんの知り合いでトライアスロンに熱心に取り組んでいる55歳の元CEOの人がいるらしい。人生を豊かなものにするために「トライアスロンは将来への投資だ。」と意識を高くしているし、「5年続ける。」と言っているそう。
本田さんの見解では「凄い人(エグゼクティブや企業経営者)ほどトライアスロンなどの競技に取り組んでいる。」としており、持久力とビジネスは密接に関係していると述べている。


②メンタル力を高める
スポーツの世界では良く言われることだが、ビジネスの世界でも同じこと。メンタル力を高めるのに必ずしなければいけないことは「矢面に立ち、自分に負荷をかける。」ということ。
上場企業の経営に関わっていたとき、会社ではトラブルが多発。しかし一度乗り越えてしまうと「なんだこの程度のことだったのか。」と毎回のごとく思ったらしい。そんな実体験を本田さんは述べていた。
何か壁があったら「トレーニングだ!トレーニングだ!」と楽しむようにしよう。そうすればメンタル力は自然と高まっていく。


③健康維持力をつける
自分の親族・血縁の人が過去にどんな病気になったのか、意外に皆知らない。親族・血縁の人の治療状況を知ることで、自分にもかかりやすい病気はどれなのかを知ることが出来る可能性が高まる。いざ自分が病気になった際、医者への説明もより具体的に出来て悪性の部位が見つかりやすくなるかもしれない。まずは親族・血縁の人の治療状況を知ろう。
また、やはり医者の友人がいたら安心度は上がる。知り合う機会があったら意識しておくべき。もちろんコントリビューション(貢献)は忘れずに...


以上3つがカラダ負債を無くすためにやるべきこと。
「カラダマネジメント術」を身につけてしっかりとしたパーソナルインフラを作り、その上にスキルを乗せていくようにするべきですね。




〜つづく〜


2010/04/30

パーソナルインフラとライフスタイルクリエーション(上)

4月最後の夜は、ベストセラー「レバレッジシリーズ」の著者としても有名な本田直之さんの
『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』/『カラダマネジメント術』出版記念セミナーへ。
自分はまだどちらの本も読んではいないのだが、今回の講演はそれぞれの本で本田さんが言いたかったことをまとめた形のセミナーで大変勉強になったため簡単に記録として書き留めておく。
走り書きで文脈が整理されていない事や見識の違いがあるかもしれないので見つけた場合はご指摘いただきたい。


・『たった3つのクセを直せば人生がうまくいく』

どんなにオシャレでかっこいい家を建てようとしても、肝心のその家を建てる地盤がしっかりしていないといつか家は傾いてしまうし地震が起きたら簡単に崩れてしまうのと同じように、我々も自分自身の地盤を固めるべく「パーソナルインフラ」を整えるべきである。
そのためには「思考負債」を減らすこと。人間の性格はすぐには変わらないが、考え方は一瞬で変えることができる。本田さんが培ってきたシンプルで簡単なクセは以下の3つ。

①内部要因思考をする
何かうまくいかないというときに思ってしまいがちなのが「自分以外の何かのせいにする」という他責思考。
「会社が悪い」「景気が悪い」「上司が悪い」「部下が悪い」「彼女(彼氏)が悪い」。これを外部要因思考と言うが、クセになってしまうとドンドン「思考負債」が貯まっていくことになる。
この逆に内部要因思考とは「自分が変われることは?」「自分にできることは?」「何か努力できることは?」という自分が要因となる考え方をクセにすることで「思考資産」を貯めていくということ。

②工夫行動思考をする
人間は言い訳をする生き物である。
「時間がないから。」「お金がないから。」「会社員だから。」などという言い訳を言って行動することを止めてしまういわゆる「言い訳思考」の人が圧倒的に多い。
言い訳思考ではなく「工夫行動思考」をしよう。常に「どうすれば出来る?」のかを自分に問いかける。
本田さんは大学出たての頃、貯金が無かったが先輩のベンチャー企業にアイデアを持ち込んでコンサル契約のような形で収入を得たらしい。また、アメリカに留学する際にも1000万円を考え抜いて行動してどうにか捻出したという。
「それは他人の話で自分には出来ない。」のではなく、どうすれば出来る?どう行動すれば出来る?を常に考え、調べ、行動する努力が必要。
また、本田さんはときどき時間家計簿をつけるらしい。睡眠時間、移動時間、仕事時間、休憩時間などにそれぞれどれくらいの時間を使ったか記録することで無駄な時間やプール時間などが見つかる。

③思考閾値(しこういきち)を上げる
人間の思考は体を鍛える筋トレと同じで、負荷をかければかけるほど鍛えられる。
「自分は忙しい」「いっぱいいっぱい」自分には無理だ」と考えていると思考閾値は自然と下がっていく。
思考発展させるには客観視することが重要で、特に周りにいる自分が凄いと思っている人と自分を比べてみること。
「自分は他の人と比べ、大変なのか?」「自分、まだまだじゃないか?」と常に考えることで思考発展は期待でき、思考閾値は上がっていく。
本田さんは社員が「忙しい。」等の言葉を発するときいつも「オバマ大統領よりも忙しいのか?」と問う時があるという。自分より忙しい人がいるという意識が芽生える。

以上3つが思考負債を減らすクセ。
この3つの方法をクセづけして「パーソナルインフラ」を強くしていこう。

〜つづく〜

2010/04/29

美容業界の未来

昨夜は渋谷にて下北沢で働いている美容師の友人と会食。
一時期は「カリスマ美容師」なる存在まで登場してある種のムーブメントだった美容業界もここ数年で大変厳しいことになっているらしい。実際普段歩いていてもヘアサロンの数には驚くばかりだが、需要を取り込めず個人の美容室などバタバタと潰れていっているとのこと。
ということで今日はそんな窮地に追い込まれた美容業界の未来を少し考えてみる。

その美容師の友人も嘆いているのだが、自分の働く店の戦略が中途半端で新規顧客を取り込んでもリピートが望めないらしい。現実に「1000円カットの店」の需要は増えているようだし、それとは逆に法外な値段を提示している美容院もある。しかし既存の店のおそらく9割以上はその両方にも属さない中間価格帯。東京なら5000〜6000円といったところだろう。
正直、消費者の心情として「別の店に行っても仕上がりはそんなに変わらないだろう。」という前提があるのだ。それなら1000円でも500円でも安い店に行くというのが当たり前となってしまうが、こうなると価格競争に巻き込まれてどこもかしこも自滅するのが落ちである。美容室というのはそもそも立地条件は重要になってくるし結構な面積を取っているところが多い。また人件費もばかにならないことを考えても時代の流れには乗っていない気がしてならない。
そもそも「技術」と「サービス」で勝負しようという業界では「店」の存在は必要なのだろうか?

話は少し変わって、海外で街を歩いていても日本程美容室を見かけないことを不思議に思う。
真相はわからないが、一つの例として挙げるのが「出張カット」の存在。facebookなどのSNSメディア上ではカットのギャラと交通費を支払ってくれると指定した時間と場所に来てくれる、という美容師さんが存在する。自分が所属する店があるのかどうかまではわからないが、そんなことは正直どちらでも良くて、その人個人がネットで告知を出し、個人の客が指名をしている。ようするにフリーエージェントの美容師だ。美容師とは極端に言うとハサミがあれば成り立ってしまう商売なのであとは客がいればいい。ネットを利用すれば広告費は無料だ。美容師とは激務薄給の職業であるというのは有名だが、この商売なら一日に3人程度集客し、一人から出張手数料を含めてザックリ5000円+交通費程度を受け取れば若い人なら店に属するよりも収益率は高い。また、自由な時間を使って他の仕事も出来る。(メディア、イベントのヘアメイクなど)
こんな仕事のやり方が出来てしまえば、そもそもの「店」の存在など必要なくなる。

これを更に発展して考えてみたのが「美容師出張派遣」の登場。
美容師仲間のネットワークは意外と広いらしいので、所属店が潰れて路頭に迷った美容師たちと手を組み「出張美容師.com」みたいなサイトが出てくる可能性を予想してみる。WEBサイトに美容師たちのプロフィールや作品のイラストなどを掲載する。カット中の動画などでもいい。その上でフォームから日付と時間、場所などを入力し「ポチッ!」。これで髪を切りに来てくれたら忙しい現代人が多い世の中では双方の利害関係が一致するのではないか。もちろん「支払いは予約時にクレジットカードにて!」。

美容師のフリーエージェント化。今日はそんな未来を予想してみました。

2010/04/23

HTC Desireの衝撃。

本日、話題のHTC Desireの実機をヨドバシカメラ新宿西口店にて触ってきたので感想を少し。

まずUI(ユーザーインターフェース)にビックリ。
DesireはGoogleが開発したOSであるAndroidを搭載した機種だが、台湾のメーカーであるHTCが端末を作ったためHTC senseという独自のUIが採用されている。
発表当初は「独自UIなんていらねーよー。シンプル is ベスト!でしょ。」とか思っていて否定的だったのだが実際に触ってみてビックリ。無駄なオプションどころか機種の魅力をより一層ひきたてている。
Home画面を指でつまむと起動中のタスクが一覧で表示されるのだが、この操作感はiPhoneよりもApple的。iPhoneはOS4.0でHomeボタンをダブルクリックすることによるマルチタスキングに対応するけれど、むしろこちらを採用した方がいいんじゃない?と思えるほど。
iPhoneOSに慣れすぎていて無いのが当たり前になっていたマルチタスキングだが、やはりあるのと無いのでは世界が違う。特に僕のようにWebサーフィンをしながらGoogle ReaderやTwitter、Evernoteなどを連動させたい人には必須ですよね。

UIが印象的過ぎて最初に書きましたが、次はデザインについて。
サイズはiPhoneとほぼ同じだけど、持った感覚で言うとDesireの方が横幅が短く縦長で持ちやすい印象だった。これはサイドのフォルムがスッキリしているのと、裏面のラバーコーティングのお陰だろう。
色は国内ではブラウンのみ。黒に近いダークブラウンなんだけど、これは好みがわかれそう。個人的にも重厚感のある真っ黒が欲しかった。

iPhoneとの一番の違いは前面の4つの物理キーと光学式トラックボール。
2年前にiPhoneを触ったとき、「もう物理キーは必要なくなる!」と宣言していたにも関わらず、やはりあったらあったで便利ですね。ボタンの位置など慣れたらどんどん使いやすくなりそう。
光学式トラックボールは初めて触れたのですが、使い道がイマイチわからなかった。これはおそらくiPhoneには無い一番の特徴なので開発者は試行錯誤の段階なのだろうが、上手く使ったアプリなどが登場する予感。要注目ですが、ブラウジング等する場合は今のところそんなにメリットを感じませんでした。

最初の所感としてはこんなところですが、ようやく「iPhoneじゃなくても良い機体」が出てきたのではないかという印象。今までのWindows Mobile機やAndroid機(Xperia含む)はiPhoneのワクワク感とサクサク感を体験した後にはとてもじゃないが乗り換えることが出来ませんでしたからね。

「よーし予約するぞ!」と気合いを入れたのですが、27日発売分はもう既に完売してしまい、次期出荷分はヨドバシ新宿では5月末~6月になるとのこと。なにそれ・・・
ということでどうしても27日に手に入れたいという人はキャンセルが出そうな大きな店舗をたくさんまわって運良ければ・・・って方法しか無さそうです。

2010/04/07

good by 23, hello 24.

明日、24歳の誕生日を迎える。
ありがたくもこんな僕を慕ってくれている友人がZepp Tokyoで行われるJamie Cullumのライブに連れて行ってくれるらしく、明日は寂しい思いをせずに済みそう。

23歳は心を鍛えられた年だった。
たくさんの人と会いたくさんの物を見て素晴らしい経験が出来たが、それを受けて24歳の自分に向けて言える事は「学びの心」を忘れないでいること。
この1年は本を100冊読んだ。RSSリーダーで読んだエントリー数も1万は下らない。twitterも始めた。人の話もたくさん聞きに行った。でもまだまだ足りないしステップアップが必要だ。なにせ今はまだ自分がgiveされている状態だから。

インプットされてばかりではいつまで経っても受けて側の人間だ。これからは人にアウトプットし続けることが出来る人間になりたい。それも、他の人へのフィルタリングの役目を担う存在になりたい。
学ぶことを続ける。そして学んだ事を自分なりの考えでフィルタリングしアウトプットする事を続ける。

そしていつまでも忘れないでいたい。

Steve Jobsが言った言葉。
「stay hungry, stay foolish.」

孫正義が言った言葉。
「志高く。事を成せ。」

2010/03/30

roppongi art night 六本木アートナイト

行ってみたはいいものの、ほとんど事前情報も得ずにただただ浮遊する人と化してしまってたのですが、一つ衝撃を受けたパフォーマンスがあったのでご紹介。

それがテープレコーダーを使ったこのバンド「open reel emsemble」。
バンドのステージでは演奏はもちろん、統一感のある服装、佇まい、個性的なMCからステージ照明・演出まで全てがかっこよかった。
やりたいこと全部一つのステージに丸めちゃって最後まで突っ走った青臭さが最高でした。






メンバーの和田 永さんのブログにはこう綴ってある。
 「夏にはワンマンライブ。秋にはヨーロッパへGO。そして年内リリース決定!今後ともよろし くお願い致します !!」


いやぁ、これからも応援していきたい。

2010/02/20

METAPHYSの携帯歯ブラシ「brillo」

今日twitterでつぶやいたんですが、待ちきれず閉店ギリギリで買いに行ってしまいました。

metaphysの携帯用歯ブラシ、brilloです。

普通、携帯用歯ブラシと言えば歯ブラシと歯磨き粉がケースの中に入ってあるいわゆる旅行用歯ブラシを思い浮かべそうですが、僕は普段手ぶらで行動したいので、どうにかズボンのポケットに入るようなものが良かったんですよね。
かといって飛行機で配られるエチケットグッズに入っているようなキャップ式の物も粋ではないなぁと。。。
インターネットで検索してて、コンパクト性とデザイン性が完璧にマッチングしたのはこれしかありませんでした。

原宿にあるデザイン雑貨を集めたお店assist-onで買ったんですが、結果、実物を見て触ってよかった。
柄の部分がABS樹脂で握り心地が良いし、本体は13gととにかく軽くて携帯性を高めてくれている。
収納時、本体とブラシの間には少し隙間があいていて、ブラシが乾燥しやすく設計されているという日本プロダクトの細かい気遣いにも物欲をそそられました。

まだ一度しか使ってないので、今度twitterで感想などをつぶやきます。

しかし、まさか自分が歯ブラシに1680円もかける事になるとは思っていなかったというのが本音ですが(w)、ヘッドを交換すれば長く使えるし、満足度は高いです。


興味が出た方はこちら下記より。




METAPHYS公式HP
http://www.metaphys.jp/

METAPHYSとは、株式会社ハーズ実験デザイン研究所がデザイン開発、ブランディングを行っているデザインブランドで、ブランドコンセプトに共感を抱く多くのパートナー企業により構築されています。全ての商品のデザイン、プロデュースを、ハーズの代表であるムラタ・チアキが手がけ、それぞれの企業の持つコア・コンピタンスに基づいた商品開発を行っています。

METAPHYSの語源は、「すべての存在の基本原理を追及する学問」を意味するMETAPHYSICSです。そのモノの存 在意義、最もあるべき姿を1から考え直す作業を経て、一つ一つ再構築し、出来上がったものがMETAPHYSの商品です。メタフィスはこの思想を共用する 企業や個人の協業でつくられたブランドです。
それぞれの専門分野で、得意な商品を、共通思想によって造り出していきます。METAPHYSは、いくつもの企業が連携して、「モノのあり方」、「モノの創り方」、「モノの流れ」を本質へと導くデザイン事業なのです。  
(公式HPより抜粋)

2010/02/18

友人アーティストの作品集をiPhoneアプリで作ってみた。

2週間程前、友人アーティストYurika Nishiさんの作品集をiPhoneアプリで作ってApp Storeに申請中だったのだが、先週からリリースされたということで紹介。

以前、「フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略」「新世紀メディア論-新聞・雑誌が死ぬ前に」の著者である小林弘人さんが登壇するということで足を運んだAppleStore銀座でのイベントで、自分でiPhoneアプリを作ることが出来る、という話を聞いて友人と話していたところ盛り上がってしまい制作した次第。

制作といっても大したことはしておらず、画像を集めて各種情報の入力を行っただけで、後は制作会社であるappliyaがあとはやってくれるという簡単なもの。

appliyaの代表椎谷さんと新城さんにはこのような機会を与えて頂き感謝したい。
「ムーブメントを起こそう!」という企業精神には感嘆の意を表します。
今後も何らかの形で出来るだけ関わっていきたい。


とりあえず説明ばかりしていてもあれなので、興味が出た方はDLしてみてください。


詳細はこちらから。
Voice by yurika nishi

2010/02/06

workshop with Photographer Daniel Sannwald


Daniel Sannwald(ダニエル・サンウォールド)が東京でワークショップを開くので告知して欲しい、と友人に言われたので紹介までに。


「Dazed & Confused」や「V magazine」のカバー撮影で有名なドイツ人ファッションフォトグラファーのDaniel Sannwald氏を江東区デザイナーズビレッジに招いて、ファッション写真撮影のワークショップを2日間で開催。
日程はA:2/20(土)・2/27(土)、もしくはB:2/21(日)・2/28(日)。

世界で活躍するフォトグラファーから直接撮影テクニックを教えてもらえるチャンス。
写真で飯を食ってる、という人にとっては良い経験にもなるし、2日間で28000円という価格は自己投資としては高くないはず。
また、僕を通してくれればディスカウントなんてものが取れたりするかも。気軽にコメント欄へ。

ワークショップについて詳しくは以下のURL。


Daniel Sannwaldについてもっと詳しく知りたい方は以下

Google画像検索 : http://bit.ly/aJXCpR