2010/06/04

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2010/05/17

「光の道」 孫正義×佐々木俊尚 対談について

う既に数日が経過してしまいましたが、ネット上で話題になった「光の道」孫正義×佐々木俊尚の対談をご覧になった方も多いでしょう。
ネット上ではとことん語り尽くされたと思うので、ここでは極々簡単に感想を述べたいと思います。

まず全体の会話からのお二人の印象として、
孫さん = 実業家、理想家
佐々木さん = ジャーナリスト、現実主義、質問力、素晴らしい引き出し役
ということが感じられました。

しかし、孫さん、佐々木さん共にプレゼンテーション能力が本当に素晴らしい!
特に孫さんのプレゼン力は見た人に総じて「凄い!」と言わせる程なのですが、結論やヴィジョンを先に出し、一つのスライドを見ただけでわかるようにしているところ。
孫さんのプレゼン力については以下のリンクが詳しい。

僕は孫正義氏のヴィジョンには全面的に賛成します。描いている理想、掲げられている志も高くて素晴らしい。
佐々木氏は全面反論という記事を書いていますが、これは孫さんの「光の道」は辞めるべきだ、と言っているのでは決してなくて、プラットフォーム構築を押し進めるべきという点の優先順位の問題でしたが、最後には孫さんに「光の道も、プラットフォーム構築も両方大事。」と言わせてしまったり、決して聞き上手とは言えない孫さんが『日本のため』と捲くし立て反論しずらい中、機を見て「ソフトバンクの利益」が隠れてないか追求し、場面によっては他の道を提案する、冷静で賢明な佐々木俊尚さんには脱帽。
上杉隆さん同様、これが本物のジャーナリストの仕事なのだと思い知らされました。

会話やプレゼンの中で、未来の教育や医療などの現場の描写が垣間見られ、僕もビジネスアイデアが続々と沸いてきました。

以下、対談の中からの赤ペンチェックです。

政治家の本当にしなくてはいけない仕事は葬式やお寺参りではなく、法律をつくることだ。

1、クラウド上に大量にデータを置いておけるサーバー
2、そこからリアルタイムに端末にデータを送るインフラ

共通化をするということがプラットフォームの鍵

ADSLはダウンロードには強いがアップロードにはとにかく弱い。
これから20、30年後のクラウドをベースにした世の中ではそろそろインフラのパラダイムシフト。

医師会が反対しようが、議員が反対しようが、全員なぎ倒していかないかん!

「情報アクセス権」を国民の基本的人権に入れるべき!

日本は下のレベルに視点を合わせすぎる。

インターネットの世界は国境を超えた!日本のためだけと小さなことをいわず、アメリカ、中国、韓国みんなで国際的なプラットフォームを競い合わなければ。

泣きたくて叫びたいほど日本人になりたくて、日本人になった人が何人いるんだ!?自分の愛するこの国に貢献するために、何のためらいがあるんだ!

softbankcorpは天下りを100年拒否している

龍馬は敵である幕府には外国から調達してきた武器を渡さなかった。softbankも革命途中に敵に武器を渡すわけにはいかない。

新しい文明の利器。

2010/05/14

アイデアを早く形にするための仕組みづくりの大切さ

誰かがtwitterでホリエモンにツイートした昔の記事がホリエモン自身がRTして回ってきたので読んでみたが、組織を形成していく上で大切なことが書かれていたので個人メモ的に赤ペンチェック。

ビジネス交流サイト「インタビュー・株式会社オン・ザ・エッヂ 代表取締役兼最高経営責任者 堀江 貴文」 @NBC-Online

何をやればいいのかというのはだいたいわかっていたのですが、ただ、それをやるための体制を作ろう、というのがまず初めに私の中にあったんですね。
とにかく「作る」というニーズがすごくでてくるので、それを作るためにはどういう企業であればいいのかというのを考えて、プログラマーがいて、デザイナーがいて、営業がいて、ディレクションできる人間がいて、サーバーを管理できる人間がいれば、一通りのことはできるということで、最小構成で始めて、それに肉付けをしていくという形で進めてきました。既にそういう体制ができていまして、そこへ仕事をぶち込んでいく。 
そういうビジネス作りというのを、仕掛けとしてやってきている状況ですね。ひとつひとつ考えて、考えればあとはもう作るだけなので、作る機能は全て備わっていますから、アイデアを早く立ち上げることができます。   
(上記リンクより抜粋)


2002年に書かれた古い記事ですけど、これからアイデアを持って起業したいって人には当たり前の事が再確認できる文章ではないかと思うわけです。特にIT業界の回転の速度は他業界を群を抜く速さ。いかに早くアイデアを形にして公開していくかが重要です。
もちろん資金が無い時期は自分で出来るだけのことはやらなくてはならない状況がのしかかりますが、自分の時間は有限なので、いつかは誰かに仕事を任せる時期がくると思います。
そこで仕事をしていく上で、自分の考え・アイデアを上手くかつ早く他の人に伝えることで、組織はうまく回っていくのではないでしょうか。
上記のホリエモンの言葉は一つのヒントで全ての組織に当てはまる事ではないでしょうが、初めから自分の事業を形作っていくための最小構成はどんなものかを思い描いておくことは非常に重要だというのを痛感しました。

しかし、その組織のメンバーを何も従業員として雇う必要は今の時代は無いと思います。
これだけ身の周りでフリーランス・個人事業主・週末起業家が増えている時代ですから、各々が持つ特徴をうまく取り入れていけば、会社という形ではなくとも組織作りというものは可能になります。
そんな中で参考になるのが以下の記事。

ネットサービスで起業するならディレクション能力は社内に : ロケスタ社長日記

株式会社ロケットスタートという会社は、上記の僕の考えを実践しているという組織です。
最近は湯川鶴章さんが編集長を務めるブログメディアTech Waveなどもそのような最小構成の組織ですね。

以下の本も参考になります。
小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則

これから最小構成でも大きな仕事をしていく組織はどんどん増えていくのではないかと感じた次第でした。

2010/05/13

良い環境に飛び込むということ。

昨夜は以前よりお会いしたいと思ってやまなかった方とお会いすることができました。
その人物とは、経営コンサルタントで、株式会社アンテレクトの代表取締役社長、藤井孝一さん。
週末起業 (ちくま新書)という本がベストセラーとして有名ですね。

10年程前からサラリーマンに対して起業家精神をつけることを訴え続け、これまで数千人という桁違いの起業家たちと出会ってきた人物です。
その人柄も魅力的で、真面目な話の中でもユーモアは忘れない。尚かつその経験から、挑戦しようという人を後押しすることを楽しみ、そしてそれを見届けたいという思いを持っている。そんな印象が残りました。


藤井さんにお会いし、
「人生は自分が触れたものになる。」
という本田健さんの言葉を思い出しました。
やはり藤井さんのような一流のコンサルタントの方、そしてその周りにいらっしゃる方々の環境に絶えず身を置くことで、自分が成長していけるスピードは遥かに違うのだな、と再度実感しました。


僕もこれからビジネスをやっていく上で、たくさんのアドバイスを頂きました。
有り余るぐらいのアイデアだけはあるため、こちらからの話が右往左往してまとまらなかったり、数えきれないぐらいの質問をしてしまったことは現時点ではご勘弁頂けるでしょうか。笑

隣でお話させて頂いた方は、既に魅力的なビジネスアイデアをお持ちの方で、その事も大変刺激になりました。
僕もそんな環境の中で、切磋琢磨して一つの山の頂上に辿りつけたらいいなと感じた次第です。

2010/05/09

勝間和代とひろゆきの主張の違い

BS JAPANの勝間和代さんの番組にひろゆき氏がゲストで来た回の対談がネット上で話題を呼んで早数日が経ち、ブログのネタにするには周回遅れ感満載ですが、2人の主張の違いに関して簡単に。
まだ見てない方はこちらの文章書き起こしでサクッと読んでほしい。

デキビジ 勝間和代 VS ひろゆき を文字におこしてみる - さかなの目

youtubeにアップされている前の部分の書き起こし
Togetter - まとめ「勝間和代ブログ「2chはIPの開示に積極的であるというひろゆきさんの注目発言について」を高木浩光氏が検証したまとめ」

ホリエモンも言及している。
堀江貴文オフィシャルブログ「六本木で働いていた元社長のアメブロ」by Ameba


勝間さんはひろゆきとの価値観やポリシーの違いをしきりに訴えますが、その違いって結局のところ2人の「幸せ」に対する認識の違いなのではないでしょうか。

2人の主張(以下上記ブログのコメント欄から抜粋)

勝間和代
・日本人がOECD諸国の平均と比べても不幸だと思っている人が多い。
・若者が現状の生活に満足していない。
・幸せを感じるには「昨日より今日、今日より明日が良くなること」などのファクターがある。
・それが、この10年、20年を見た場合に若者達の状況が良くなっているとは思えない。(日本が停滞している)
・若者に対して起業をもう少し促進すれば、よくなるかもしれない。

ひろゆき
・日本人は十分幸せである。
・なぜなら多くのOECD諸国に比べても十分なレベルの水と安全が担保されているからだ。
・べつに今日より明日が良くなる必要はない。
・起業の促進なんかしなくても、したいやつがすればいい。特にするなという規制はない。
・起業しないのは、規制のせいではなく、大企業が優秀だから。


2人の主張を比べてみると、面白いほど反対の意見になっています。
番組や文字起こしを読んだ人のほとんどは、ブログやtwitter上でひろゆきの方が正論を言っているとコメントしています。僕もそこには全面同意。勝間さんは議論する上での準備や本質的な部分の考えが足りていなかった。
しかし、もっと大きな違いがあることに気づきます。それは「現状で幸せなんだからそれでいい、上を目指したい人だけ目指せば良い」という考えのひろゆきと比べて、勝間和代は「日本の現状をなんとか変えたい、高みを目指したい」という心の持ち方の違いなんだと感じました。
つまり「別にいいや」派のひろゆきと「許せない!」の勝間和代。この違いは大きいよな〜と思いました。

本田直之さんや本田健さんの本が大好きな僕としては、若いうちはボロボロになりながらもどんどん挑戦して前に進み、知らない世界を見ていくべきだと思うわけです。たくさん勉強をして知識を得ると世の中の見え方も違うし、外に出てみると世界の大きさを知る。自分の知らない事を知るということはとても楽しいことなのです。

僕はカツマーでもないし、むしろひろゆきの方が好きなんですけど、現状これだけ発言力をお持ちの勝間和代さんにはもっと本質的な部分を勉強して頂いて、声を大にして若者のチャレンジ精神発起を促す活動をして頂きたいなぁと思います。
2人とも応援してますよ。